永遠の旅(前編)




 1/144シャア専用ザクです。
 初めて発売されたザクのプラモデルであり、今日に至るまで連綿と続くガンプラの礎を作った偉大なキットです。

 現在の様に、ガンプラが当たり前にある時代しか知らない方にはイメージし難いのでしょうが、「敵側」のプラモデルが発売される、というのは画期的な
事でした。
 
 私が初めて手にしたガンプラもこのザクでしたが、その時の興奮は今でも忘れられません。
 そしてその後続々と発売されるガンプラ新製品群…所謂ガンプラブーム真っ只中へと突入する訳ですが、本当に特別な時代でしたね。
 
 その時代の空気感満載のキットが現在でも再販を重ね、簡単に手に入るのは本当にありがたいことです。

 当時プラモデル初心者の私は、モノアイとボディの赤、黒色部のみ塗って、悦にいってました。もちろん接着面はそのままです。
 つまり、きちんとした完成品を作った事がありませんでした。

 このキットをまた入手する機会がありましたので、改めて製作してみる事にしました。




 今日的な目で見ると細く感じますが、このキットならではの味がありますので、なるべくそのまま、という方向性にします。
 ただこのプロポーション、当時の三面図に基づいた忠実な立体化だったと記憶しています。



頭部は形状を変えたりせずに細部工作のみです。胴体部は肩を斜めに切っています。
スカートはそのままにしたかったのですが、ポーズが付けられないのでやむなく広げています。
しかしこれだけで旧1/100っぽくなりますね。



シールド裏にプラ板1枚。スパイクアーマーは別パーツにしたりせずにパテ類でボリュームを出しただけです。



ポーズ付けの為足首は切り離しておきます。脚部自体は手を加えていません。




 と、パーツは出揃いました。
 改めて見ると、パーツが少なくて驚きますね。

 ですが、これ位が心地良いです。
 私、細分化されたパーツがぎっしり詰まった現在のキットを見ると眩暈がします。

 というところで完成品は後編にて。

 (2016.10.17)
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